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植物が生長する時に耳に聞こえない音を感じるのですが、他にも植物から感じることがあります。
目には見えない顔色があるように思うのです。
またへんてこなことを言っていますけど(笑)
野に生えている草、鉢植えで育てている花、それぞれの植物の違いはあっても、顔色を感じます。
例えば、日照り続きで大地が乾いている時の草の顔色と、水をずっとやっていない鉢植えの花の顔色は似ています。
見た目でしおれていれば、「水が足りないのだな」とわかります。
ですが、しおれ始める前からすでに、「身体の中に水が少ない」という顔色をしているんです。
土の中の肥料分が足りなくなってくると、大方の植物は葉の色が黄変します。
この、黄変し始める3日前くらいからもう、「肥料分が足りない」という顔色をしていたりするんです。
元気そうな子どもを見ても、なんとなく、この子熱があるんじゃないかなと感じたりする感覚と似ています。
私が植物についての顔色や音を感じたりするのは、若い頃に野菜苗の生産現場にいたというのもあるかも知れません。
昔、師匠に言われました。
「苗に異常があるなら、苗のあるビニールハウスの前に立った時点、中に入る前から異常を察知するようでなければならない」
当時はそんなこと出来ないよと思っていましたが、これがいつの間にか分かるようになっていました。
ビニールハウスの中は小さな苗がひしめきあうので、いつもわやわやわやわや耳に聞こえない音がして大変に騒がしいけど、異常がある時は、明らかに植物の育つ音が小さいんです。
ビニールハウスのまわりの空気が違うんです。
あの「生きるぞ~」のエネルギーが薄いんです。
「あっヤバイ!」という感じです(苦笑)
植物の音と顔色を感じて、それに見合った環境を用意すれば、植物は素直に生長します。
環境を用意できない時は、枯れます。分かりやすいのです。
ウチの植物は、あまり世話をしていないけれど、なんだかみんな元気です。
たぶん、日々見えない顔色と聞こえない音を感じて、ちょっとやそっとの環境の変化ではびくともしないように、植物を鍛えてるからかも知れません(笑)
(写真はスイートアリッサムの花です)